はじめに
ゆもりなのホームページを
ご訪問いただきありがとうございます。
ゆもりな代表の加納由絵です。
私たちの団体、ゆもりなは
子ども時代の未解決な心の傷に悩む
成人の方を対象に
①心の傷(トラウマ)のケア
②人生への喪失感(グリーフ)のケア
この2つのテーマを
経験者の立場からサポートするために
2017年に、5名の有志で立ち上げました。
経緯
複雑性PTSDという診断名が
おおやけで使われるようになる
2018年より、ずっと前に
私自身、育った家庭の中で受けた
さまざまな傷付き経験が未解決なまま
社会人として生きていかなければ
なりませんでした。
アダルトチルドレンというキーワードで
自分の中の生きづらさを理解していましたが
それだけでは説明し切れない
さまざまなものがあることに気付きました。
子どもや家族を守る
福祉や法整備の歴史の中で
過去の被害の中に取り残された
たくさんの過去の子ども達がいます。
そして、複雑性PTSDという
キーワードに触れたとき
複雑性PTSDという生きづらさについて
共有できる場を探しましたが
どこにも見つかりませんでした。
複雑性PTSDのための
サポートグループがなかったのです。
見つからなかった理由は
複雑性PTSDという問題が
たくさんの難しさを
持っているからだと知りました。
ピアサポートの志があっても
自分自身が抱えている症状のために
会の安定した運営が難しいこと。
複雑性PTSDに関心をもって
ピアサポート活動に
協働してくださる専門家が少なく
つながりにくいこと。
複雑性PTSDの当事者自身も
まだ、自分の抱えている生きづらさが
過去の環境から受けた経験
逆境的小児気経験(ACE)によるものだと
気付いていないこと。
そして、今でも たくさんの
傷付いた過去の子供たちが
ケアやサポートを受けられず
安定した生活を送ることができずに
悩んでいることを
日々の活動の中で
教えていただいています。
私たちの活動の目標
私たちの団体は
以下の目標をもって活動をしています。
当事者による安心・安全な居場所の提供
- 当事者によるピアサポートの提供(茶話会・当事者会)
- 生活と症状に関する情報提供(心理学習と社会資源)
- ピアサポーターの育成
- 当事者の声を社会に届ける活動
- ピアサポーターによる相談(対面・オンライン)
社会の方々から
複雑性PTSDという問題への関心と
思いやりをいただけること。
トラウマは、すべての人々が
当事者になる可能性のある
大切な問題だということを
お伝えできればと願っています。
皆さまからの応援・お力添えを
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年8月27日
ゆもりな代表理事 加納由絵